午後9時以降はLINEが使えなくなります・・・耐えられますか?

ネットワーク

現在、ネットワークが利用できないと、仕事でも私生活でも大きな問題が発生します。仕事をする際、「メールが送信できない」とか「自社のホームページが全く利用できない」という事態が発生したら大問題になります。会社のホームページが利用できないと、お客さんがホームページを通して商品を注文するチャンスを逃すことになり、売上げ減少という損害をこうむることになります。私生活でも「LINEが使えない」、「YouTubeが見られない」となると、皆さん困りませんか?
ネットワークは、私たちの生活とは切っても切れない重要な技術なのです。ネットワークが正常に利用できないと「LINEは午後9時以降は使えません」といった事件が発生するかもしれません。

花子さん
花子さん

プログラムの勉強をする場合、ネットワークの知識は不要ですか?

続石講師
続石講師

プログラマでも、いずれはネットワークの知識は必要になりますよ。早めにネットワークの勉強も行っておくと知識の幅が広がります。

「インフラ」とは?

「インフラ」とは「生活基盤」と表現されます。「水道」や「電気」「ガス」など、生活する上で非常に重要なサービスを提供する仕組みです。これらのサービスは、目立つことはありませんが、なくてはならないものです。ICTの分野で「インフラ」と言えば、「情報インフラ」を示します。具体的には「ネットワーク」や「サーバー」の技術が該当します。ネットワークやサーバーも通常、一般のユーザが直接目にすることはありませんが、非常に重要な技術です。

プログラマにはネットワークの知識は不要?

「プログラム」と「ネットワーク」は一見、全く関係ないように見えます。そのような認識が多いため、「プログラマはネットワークの知識がなくても構わない」と誤解されています。しかし、現在のソフトウェアはネットワークやインターネットを利用しています。これらを利用する場合、ネットワークが必須です。「でも、その辺はインフラエンジニアに任せれば良いでしょ?!」と思うプログラマも多いのも事実です。
たしかに「インフラエンジニアに任せる」のですが、あくまでも任せるのは「インフラの環境構築」だけになります。プログラマがインフラの環境構築を行うことは多くはありません。では、何故プログラマにもネットワークの知識が必要なのでしょうか?
ネットワークやインターネットを利用するソフトウェアを開発する場合、ネットワークの機能を利用する命令をプログラム内に記述しなければなりません。具体的な説明はいずれ行いますが、「ソケット」や「REST API」といった仕組みを使う必要があります。これらの仕組みを利用する場合、「TCP/IP」や「HTTP通信」といったネットワークの知識がなければ適切なプログラムは作成できないのです。
プログラムの基礎を習得したばかりでは、ネットワークを利用するソフトウェアを開発する機会はまだないかもしれません。しかし、いずれ必要となります。その時のためにも、ちょっとずつでもネットワークの勉強をしておくと良いでしょう。

ネットワーク知識の重要性

プログラマを志望する人は、いずれ「基本情報技術者試験」の取得を目指していると思います。ICT関連の会社に入社すると、会社からこの資格を取得するように言われるかも知れません。
ご存じの方も多いと思いますが、「基本情報技術者試験」はICTエンジニアに必要と思われる様々な技術・知識の有無を問う試験です。内容はハードウェア、プログラミング、データベースなど多岐にわたりますが、勿論ネットワークの分野も含まれています。高度なネットワーク知識はプログラマには不要かもしれませんが、基本情報技術者試験の午前問題に出題されるレベルのネットワークは勉強しておいて損はありません。
また、「ITパスポート」と呼ばれる、「コンピュータを利用する社会人が取得しておいた方が良い資格」でも、ネットワーク関連の問題が出題されています。プログラマに限らず、コンピュータを利用するユーザも基本的なネットワークの知識は必要だと言えます。

まとめ

今回は、以下のことについて説明しました。

  • 仕事でも私生活でも、ネットワークは重要
  • プログラムを開発する場合、ネットワークの知識が必要になる場合がある
  • 基本情報技術者試験の午前問題で出題されるレベルを勉強すれば十分
続石講師
続石講師

ネットワークの重要性、必要性は分かっていただけましたか?

これから、ネットワーク技術の解説も順次おこなっていきます。

お楽しみに!!

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