【大阪】インフラエンジニアを目指す!!おすすめ職業訓練一覧
コンピュータに関する仕事に再就職を考えている場合、まずプログラマを検討することが多いと思います。しかし、最近は求人も増えているので、インフラエンジニアを目指す人が増えています。
プログラマを目指す場合、独学で勉強したり有料のパソコンスクールに通うことができますが、インフラ関係の勉強をする場合、どのようにして何を勉強すれば良いのか分からないかも知れません。
そこで、今回はインフラエンジニアを目指す人におすすめの職業訓練のコースを紹介します。
まず、この記事は以下のような人を対象としています。
対象者・インフラエンジニアがどんな仕事か知りたい人
・インフラエンジニアになるためにどんな技術を勉強すれば良いのかを知りたい人
・インフラエンジニア向けの職業訓練を受講したいがどのコースを選べばよいのかを知りたい人
この記事を読むと、次のようなことが理解できるようになります。
この記事を読むとできること・インフラエンジニアの仕事内容が理解できる
・インフラエンジニアに必要な技術を知ることができる
・インフラエンジニアになるためにおすすめの職業訓練のコースを知ることができる
最近、インフラエンジニアという仕事があることを聞いたのですが、どんな仕事なんでしょうか?
簡単に言うと、ネットワークやサーバを使った仕事です。
実際にどんなことを勉強すれば、就職が可能ですか?
独学で勉強するのは、大変なので一番良いのは職業訓練で勉強することです。
今回はおすすめの職業訓練を紹介します!!
プログラマを目指す人は、こちらの記事も確認してください。
インフラエンジニアとは
「インフラエンジニア」が何を行う仕事なのか想像がつかない人が多いかもしれません。
「インフラ」とは、元々「電気、ガス、上下水道など日常生活する上で必要不可欠な生活基盤」を意味します。目立つことはないのですが、なくてはならないものです。
一方、ICT分野で使われる「インフラ」は、「ネットワークやサーバ」を指します。メールやWebページなどの各種サービスをユーザが快適に利用できるように支えるシステムです。
インフラエンジニアの仕事
ネットワークやサーバの構築および運用保守がインフラエンジニアの主な仕事です。
一度ネットワークやサーバを構築してしまえば、頻繁に更に新しいネットワークやサーバを導入することはありません。したがって、メインとなる仕事は運用保守となります。
メールが送信できない、ホームページが表示できない、といった障害が発生した時に復旧作業を行ないます。また、障害が発生する予兆がないか監視をしたりします。
インフラエンジニアの勤務体系
ネットワークやサーバは24時間365日稼働していなければなりません。したがって、常時運用保守や監視を行う必要があります。
一般的にインフラエンジニアには「夜勤」があります。しかし、プログラマと違って残業はほとんどありません。
プログラマの場合、夜勤はまずありませんが、納期が近づくと残業が続く可能性があります。
「夜勤があるが、残業がほとんどない」働き方と「夜勤はないが、残業がそれなりにある」働きかがのどちらが良いかは人それぞれの価値観かも知れません。
未経験者がインフラエンジニアを目指す場合
インフラエンジニアは比較的未経験者でも就職できる仕事と言えます。プログラマは経験が必要な場合が多いのですが、インフラエンジニアは運用保守や監視作業から仕事をしていくので、経験がなくても知識があれば就職がしやすくなっています。
また、プログラマに比べると、年齢が高い人でも就職しやすい仕事です。
現在コロナ禍のため、システム開発の案件が中断しているためプログラマの求人は少ない状況ですが、インフラエンジニアの求人は顕著に伸びています。
インフラはコンピュータシステムになくてはならない基盤技術なので、開発は中断しても、インフラを止めることはできません。
プログラマへの再就職しか考えていない人は、一度インフラエンジニアへの再就職も検討してみてはいかかでしょうか?
インフラエンジニアに必要な技術とは
インフラエンジニアに必要な技術は、「ネットワーク」と「サーバ」です。
ネットワーク
現在のネットワークは「TCP/IP」と呼ばれる技術が利用されています。
この技術は50年以上前に策定され、そのほとんどが今も利用され続けています。
ネットワークについては、「TCP/IP」をきちんと理解することが重要です。
しかし、プログラムと異なり、自分で解決策(アルゴリズム)を見つけるわけではなく、単純に知っているか、知らないかが問われます。
憶えることが非常に多いので、最初のうちは大変だと思います。
おすすめは以下の書籍です。ネットワークの詳細について勉強することができます。
もし、基本的な内容だけを勉強したい場合は、こちらの書籍のほうがおススメです。
サーバ(OS)
私たちが日々利用している各種サービスはネットワーク上に配置されたサーバで提供されています。
ホームページを提供するWebサーバ、メールの送受信を行うメールサーバ、動画配信を行っているのもサーバとなります。
したがって、これらのサーバの構築や運用管理に必要な知識が必要となります。
サーバには大きく分けると、「Linux」と「Windows Server」があります。社内の業務で利用するのは「Windows Server」で、インターネットで利用するのは「Linux」となります。
この2つのサーバは構築方法から運用管理方法まで全く異なっているので、どのような仕事に就きたいかによって、どちらを勉強すれば良いのか決めると良いでしょう。
一般的にはLinuxの方が需要が高いので、Linuxの勉強をおすすめします。
なお、Windows Serverは有償(高額)なので、個人で購入して勉強するのは厳しいでしょう。
Linuxは無償なので、すぐに勉強を始めることができます。
Linuxの勉強するには、次の書籍がおススメです!!
おすすめの職業訓練一覧
では、実際にインフラエンジニアへの再就職を希望する場合、どんな職業訓練があるのか紹介します。今回は「大阪府」限定ですので、注意してください。
公共職業訓練
公共職業訓練でインフラに関する職業訓練はほとんどありません。
なお、大阪府の高等技術専門校(南大阪)で「情報通信科」という職業訓練があるのですが、1年間の訓練期間で学費が年間約15万円必要なため、今回は候補から外しています。
1年間じっくりとインフラの勉強をしたい人は以下のサイトを確認してください。
南大阪高等職業技術専門校「情報通信科」のサイトは、こちら
ICTエンジニア科【ポリテクセンター関西】
定員 | 22名 |
訓練期間 | 6カ月 |
年齢制限 | なし |
企業実習付き | なし |
テキスト代 | 約20,000円 |
主な訓練内容 | ・Javaプログラミング
・Androidアプリ開発 ・Webアプリ開発(サーブレット/JSP) ・ネットワーク(Cisco実機実習) ・Linux ・IoT機器制御 |
参照サイト、資料 | ホームページ |
【特徴】
プログラマ向けの職業訓練としても紹介していますが、このコースはインフラエンジニアを目指すための内容も勉強できます。
プログラマ用の職業訓練とインフラエンジニア用の職業訓練が1つにまとめられている感じです。
インフラエンジニアの知識の他にプログラミングの知識も学べる点は再就職に非常に優位になると思われます。
また、AWS Educateの認定校に登録されているので、AWSに関する訓練も実施されているようです。AWSに関する訓練が実施されているので、職業訓練としては非常に珍しいコースと言えます。
他の職業訓練でAWSまで勉強できるコースはないはずです。
見学説明会が実施されているようなので、一度参加してみると良いでしょう。
大阪府委託訓練
委託訓練及び求職者支援訓練でインフラ関係の職業訓練は以下のコースしかありません。
ただし、以下のコースも2020年度は実施されたのですが、2021年度については実施予定が記載されていません。
実施するかどうかは、直接施設に問い合わせください。
クラウドエンジニア基礎実践科【A’ワーク創造館】
定員 | 20名 |
訓練期間 | 4カ月 |
年齢制限 | 39歳以下 |
企業実習付き | あり |
テキスト代 | 10,000円 |
主な訓練内容 | ・パソコン操作
・企業内ネットワーク実習(Cisco実機実習) ・Webプログラミング(HTML/CSS/JavaScript) ・Linux ・Office操作 |
参照サイト、資料 | ホームページ |
【特徴】
インフラエンジニアを目指す内容となっていますが、最低限の内容だと思います。
Office操作の訓練が含まれていることから、初心者でも受講しやすいコースと言えます。ただし、レベルはそれほど高くないかもしれません。
インフラ関係の職業訓練としては貴重なコースですが、2021年度開催されるかは不明です。
まとめ
今回は、インフラエンジニアの仕事内容や必要な知識について説明しました。またインフラエンジニアに就職するためにおすすめの職業訓練を紹介しました。
・インフラは現在非常に重要なシステム
・インフラエンジニアは未経験者や比較的年齢が高い人でも再就職が見込める
・インフラエンジニアはネットワークとLinuxの知識が必要
・インフラエンジニア用のオススメの職業訓練は、ポリテクセンター関西一択
今まで全く興味を持っていなかったのですが、インフラエンジニアにかなり興味が湧いてきました!!
地味なイメージを受けるかもしれませんが、非常に重要な仕事です。
独学で勉強するのは大変そうなので、職業訓練で勉強できないか確認してみます!!
選択肢は非常に少ないのですが、まずは実際に見学説明会に参加して確認すると良いでしょう!!